






夜中に営業する変わった本屋として話題の古本屋「弐拾dB」。
文学の街とも言われる尾道においても、ひと際個性的で面白い、新鋭の本屋だ。元薬局を改装していることから、入り口ではカエルの人形(夜中に見るにはやや不気味)がお出迎え。店主の定位置が薬を出す窓口であったり、購入した本には「内服薬」「外用薬」のような処方箋風のブックカバーが着いていたりと遊び心も豊か。
古本屋と言いつつも、持ち込まれたり店主自ら買い付けを行った古本だけでなく、あまり流通していない個人誌などの新刊本も販売している。棚に並びきらず足元やテーブルにそのまま積まれた状態の本も多くあるため、まさに掘り出し物が見つかりそう。
店自体は商店街を抜けまっすぐに歩き続けた先のコンビニ「ポプラ」の手前に位置する。その入り口は小路地に面しているが、営業時間中は広い通りに看板を出しているため見つけやすい。
全国各地から本屋好き、古書好き、文学マニアがわざわざ訪ねてくることもあるという。平日は深夜だけの営業であるが、土日には昼間の営業もしているため訪ねやすい。しかしながら、夜中の散歩がてらにふらりと立ち寄り、夜の静けさの中で新しい一冊との出会いを探すというのも魅力的だ。店主がほぼ毎晩開店のお知らせをTwitterにて発信しているので、訪れる前に確認してみるとよいだろう。
本当に営業しているのか不安にも思うかもしれないが、ぜひ、特別な一冊を処方してもらいに訪ねて欲しい。
名称:弐拾㏈(にじゅうでしべる)
住所:広島県尾道市久保2丁目3−3
駐車場:なし
営業時間:平日23:00~27:00 土日11:00~19:00
定休日:木曜日
電話番号:080—3875—0384
店主Twitter:@1924DADA